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 エヴァで悩む私

2008-07-23

テレビ版、劇場版と通して観てきて。。。。。また再度見返すと最初は気付かなかった細かいところに気付きました。
ここで観たことのない方に、ざっとストーリーを紹介すると舞台はセカンドインパクトと言われる大災厄の15年後(だったか?)の日本で、第3新東京市で南極の氷がすべて溶けてしまったので多くの都市が水没していて、日本の地形もかなり変わってしまってると思われる設定です。
その第3新東京市に一人の少年シンジがやって来たところから物語はスタートしています。
シンジは小さい頃に母を亡くし、父親は政府だか国連だかの特務機関ネルフで長を務める人物だけど、二人の間に親子の情のようなものは一切通っていないのです。
シンジにとっては慕う気持ちと、自分に愛情の一片も見せず遠い存在である父への反発心と両方があります。14歳という年齢の子供の自然な感情ですね。
ところが来ていきなり、エヴァンゲリオン初号機に乗れと命じられます。
(どうやらエヴァンゲリオンとシンクロできる年齢というものがあるらしい)
丁度シンジが第3新東京市に着いたとき、使徒と呼ばれる怪物が街に現れて暴れていたのです。
最初はエヴァンゲリオンと次々に現れる使徒との戦いが続くのですが、話が予想外の方向へ向かいます。
テレビ版の終わり二話ぐらいはシンジの内面の話に始終するのです。
それまでもエヴァに乗るという過酷な任務と父への葛藤など、伏線は張られているのですが、いきなりドップリコとシンジの心象風景ばかりが、これでもかー! な感じで表現され、テレビ版はそこで終わってしまいます。
そこでの戸惑いたるや『あれ?戦いは?』『使徒って結局何者?』『使徒はどこからやって来る?』『使徒を送り込んでくるのは誰なんだ?』といったような疑問符がワンサカ湧いてしまいます。
それを補足するための劇場版「AIR/まごころを君に」というのがあるらしいので、それを見るとテレビ版から時々登場していたゼーレという組織の『人類補完計画』というものがクローズアップされていたのです。

劇場版ではATシールド(使徒や後にはエヴァがバリヤーや武器としていたもの)=心の壁という説明が出てきます。
ゼーレのじいさんたちは多分旧約聖書がらみの秘密結社くさかったのですが、二回目に観た感想で言うと、このじいさんたちはどうやら閉塞していっている人類の自我を悪と考えたのかな?
心の壁を取っ払って一人の完成された人間を作りたかったのかな?
でも、映像を見る限り『あんなやり方で?』感は否めないのです。
リリスの役割を担った綾波レイ(彼女も使徒の細胞から作られた人造人間だったらしい)が地下深くに隠されていた使徒(リリス)と融合し、シンジの父親ではなくシンジのもとへ巨大化しながら地球上に立ち上がっていく。
その巨大なリリス(=綾波レイ)を見てシンジは自我崩壊というか、恐慌状態に陥るというか、それで自我が保てなくなっていく。
映像では巨大なリリスの手の中に地球上のすべての生命が飲み込まれていくように見えます。(ゼーレのじいさんたちも)
そしてエヴァ初号機に乗ったまま、シンジもリリスの中に入っていく。
リリスの中に入ったシンジはどうやら自分という境界線(ATシールド=心の壁)を無くして、すべてと溶け合っている状態なのだけど、シンジという個は残っていたりする。
その状態のシンジにリリス(=綾波レイ)は、どうしたい?と聞く。
そこで夢や現実の違い、真実の違いのようなものについて語り合うのだけど、そこでの対話が作者の言いたかったことの核になるのであれば、私が心配したような『人を愛したり信じたりを否定』はしていないとわかります。
ここで語られることをもっと単純に平坦に解釈するならば、これまでのシンジは現実や夢の見方を間違えていたのであり、シンジの望んだのは再びATシールド(=心の壁)を持つということになるかな?と思いました。
みんなバラバラだけど、そこからやり直すというか、また始めるというか、出直すというか…。

で、ここでまた悩んでしまうのです。
その答えを見つけるのにエヴァや人類補完計画なんてもの、必要か?…と。
作者はこの作品で自我というものについて言及しているのだと思うのですが、一人の男の子が自分の自我と葛藤し、一応の答えを出すのに使う題材ではない気がしました。
いや、エヴァはあってもいいけど、ゼーレも人類補完計画もリリスもいらんではないかと思ってしまうのです。
そんなものがあるために、かえって真意が見えにくくなってしまっている気がしました。
そんなものがあるために、観た人の意見が賛否両論まっぷたつに別れてしまうと思いました。
この作品は映像が鮮烈すぎるために、マイナスなものがかなり最初に飛び込んできてしまうのです。
言わばグローバルに見ようとするのと、シンジという個人に焦点を当てて見るのとでは、見え方がまったく違ってしまうのです。
個人に焦点を当てて見たら、前向きな作品に見えます。(それでも最後にシンジがアスカの首を絞める理由がわからないし、そのシンジをいたわるようなアスカの仕草もわからない。で、泣き出したシンジに「気持ち悪」と言ったところで終るのも、まるっきり解せないけど)
でも全体を見たら狂信的な一部の人間が人類の命運を決めてしまう傲慢な作品に見えます。
庵野さん、やっぱり描き方は間違っていると思う。
それとも、こんな風に混乱させるのが当初からの意図にあったのでしょうか?
何かの実験ですか?
この作品はやはりR15ぐらいでお願いしたいと思いました(笑)
15でもキツいかも知れないなと思いますから………


エヴァンゲリオンという作品は複雑と言えば複雑で、子供の葛藤だけでなく、大人の欺瞞やエゴ、男と女の埋まらない溝や、人間としての欲望…様々なものが散りばめられています。
そして特に人類補完計画が遂行されていく映像やレイとシンジの会話から感じ取るものも、見る人で変わると思います。
また、観る回数でも違うのかも知れません。
私は一回目では特に誰にも感情移入せずに見ていました。
感情移入できる対象がなかったのです。
この話に出てくる女性も、男性の目に映った女性の一形態という風にしか見えなかったし、経験上一番感情移入できそうなシンジは…ちょっと繊細過ぎました(笑)
シンジの目には父親が越えられない壁のように見えている気がしました。
圧倒的な力で君臨する存在に見えている気がしました。
それは私には解らないものでした。
かつては私も父親には感情なんてないものと思っていましたが、そういう意味でのエイリアンのようには見ていた時期がありますが、見上げる存在ではなかったのです。
だから最初はエヴァンゲリオンという話の世界観を見ていくしかなかったのです。

本当のところは何を伝えたかった作品なのでしょう?
やっぱり観る人まかせなのかな?

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人類補完計画

わたくしが個人的にエヴァンゲリオンで感じたことを書かさせていただきます。
ネルフは碇ゲンドウが、無き妻、唯を再生するために、セカンドインパクトの時に人類が手にしたモノを使って人類補完計画を遂行するゼーレと手を組み巨額の研究費用を投入するための組織であると感じた。
また、ゼーレは、いまひとつ何がしたいのかわからない。ゲンドウの野望に気付き敵対する組織にしか感じることが出来なかった。
心の壁(=ATフィールド)人であれば誰でももっていると思う。が、それを壊し心を開放しようとする。世界を再生しようとする人類補完計画。これはまったく不要な計画ではないだろうか?
そもそも14歳の子供たち。思秋期真っ只中。心の壁が無い方がおかしいのでは?でも、大人になるにつれて壁の範囲が小さく壁も薄くなってゆくのではないかと思う。
それを成長と呼ぶ。
現在40歳を目前に成長できずに病んでいますが、エヴァを見た感想でした。

つるさん

>ネルフは碇ゲンドウが、無き妻、唯を再生するために

!!!これは思いつきませんでしたー!
ああそうか、そう考えるとゼーレが襲ってきたときに碇ゲンドウが「あとは頼む。」と言ったときに副館長(だったか?)が「ユイ君によろしく。」と言ったセリフがしっくりきますね!
なるほど~、納得ですe-224碇ゲンドウが何か野心を持っているのは感じていましたが、ゼーレのよりは人間的ですね。愚かだけど。

>そもそも14歳の子供たち。思秋期真っ只中。心の壁が無い方がおかしいのでは?でも、大人になるにつれて壁の範囲が小さく壁も薄くなってゆくのではないかと思う。
それを成長と呼ぶ。

私もそう思いますが、私の周辺を見る限りで言うと心の壁をただ変形させただけで、取れていっていない人が多いかな…と感じています。
いろいろな問題を消化できずに年齢だけ重ねてしまう人もいるな~と正直思っています。それが苦しそうに見えてしまいます。

エヴァの考察をコメントくださってありがとうございました。
内心、みんなが引くネタだったのかー!?と心配してました(爆)

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